今回の記事では、学校の先生をしていた頃に見たり、聞いたりした話を元に、スクールポリスが本当にいたら来て欲しかった!というケースをいくつか紹介したいと思います。
スクールポリスに来て欲しい ① : いきすぎたイタズラ
学校でのいたずらにも色々ありますが、実際にはどんないいたずらが行われているのでしょうか。
定番は黒板消し落とし
学校でのいたずらといえば、黒板消し落しなんかが有名ですよね。
昔から学園ドラマなどでもよく見かけるシーンであり、実際どこの学校でも生徒たちが悪ふざけで行うことがあります。
でも、あれってやられた方は結構地味に傷つくんですよね・・・
一部の生徒が軽い気持ちでやっているんだということはわかりつつ、自分が嫌われているかのような気持ちになりますし、例えばスーツを着ていたらクリーニングに出さないといけません。
先生はいつも泣き寝入り・・・
黒板への落書き
黒板への落書きもよく聞く話です。
以前、中学の先生から聞いた話ですが、ある日学校へ行ったらその先生のことを誹謗中傷するような内容の落書きが書かれていたそうです。
それが何日も続き、その先生はしばらく休職してしまいました。
学校はそういった場合「指導」という名のお説教はしますが、結局誰がやったかもわからない(見当はつくが追及できない)ので、ほとんどなんの効果も無かったそうです。
スクールポリスに来て欲しい ② : ネットいじめ
学校といじめの問題は切っても切れない関係にありますが、最近はネットを介したいじめも非常に問題になっています。
ネットでの嫌がらせ
学校でオンラインで学習するようになるにつれて、ネットを介してのいじめも増えるようになりました。
例えば、オンラインで共同でドキュメントを扱っている時に、勝手に人の作品を書き換えたり、削除したりする生徒。
また、別の生徒になりすましてログインして、悪さをするなどの悪行を行う生徒は実際にいます。
学校の性質上、監視カメラがあるわけではないので、全ての行為を見つけることはできません。逆に、保護者から学校が管理責任を問われるという・・・
パソコンを利用不可能にする生徒
友達のパソコンのログインパスワードを盗み見するなどして入手し、休み時間などを狙って勝手にパスワードを書き換える悪ガキもいます。
そういった行為の多くは、誰がやったかはわからず、最悪の場合はパソコンをオールリセットすることもあります。
学校も本気になれば、犯人を突き止めることができますし、ある程度の確信があることの方が多いのですが、本人が認めない限り、警察のように尋問することもできません。
また、あまりにしつこく聞いたりすると保護者が出てきて余計にややこしくなってしまうケースもあります。
スクールポリスに来て欲しい ③ : 暴力沙汰
学校によっては、生徒の暴力行為が日常茶飯事になっているところもあります。
突然の飛び蹴り
以前同僚だった先生が、学校の階段付近で生徒から突然飛び蹴りをされたということがありました。
生徒が友達に行った暴力行為であれば、事実関係を明らかにし、謝罪させるなどの措置をとります。また、場合によっては一時的に学校へ来ることを禁止するような罰則もとることができます。
しかし、厄介なのは先生への暴力です。
先生は、そういった暴力行為を行う生徒に対して「暴力→警察へ通報」といった措置をとることはほとんどない印象です。
なぜなら、そういった問題行動をとる生徒は家庭環境が難しかったりするなどの困難を抱えていることが多く、警察へ突き出すことはその生徒を見放すことと同じだと考えるからです。
しかし、だからと言ってこういった暴力行為が許されていいとは思いませんが・・・
皆さんはどう思われますか?