
子供がなかなか本を読まない・・・
本好きにさせたいけどどんな本を読ませたらいいの?
年齢別で面白い本が知りたいな。
本記事では、こんなお悩みに答えていきます。
・子供が本を読むべき3つの理由【読まないと人生終わり】
・子供を本好きにするおすすめ本【低学年向け】
・子供を本好きにするおすすめ本【高学年向け】
子供が本を読むべき3つの理由【読まないと人生終わり】
なぜ子供が本を読まなければいけないのでしょうか?詳しく解説していきます。
子供の読書習慣が将来を大きく変える
小さい内から読書をする習慣があれば、知っている言葉の数、つまり語彙力は当然増えていきます。
アメリカ国立衛生研究所によると、語彙力が高い人ほど大学入試での成績も良く、社会人となってからも仕事で活躍する可能性が高いことしています。
確かに、語彙が豊富な方が読解の試験でも高得点になるでしょうし、語彙力があることで、仕事上でのコミュニケーションもより適切な言葉を使いながら行うことができるので、仕事もうまくいくというのはかなり納得できます。
また、読書には集中力を養う効果もあるとされています。集中力が、どんな勉強や仕事をするにしても大事なことは、言うまでもありません。
読書が子供の寿命を伸ばすかも
幼少からの読書習慣が、子供の寿命を伸ばす可能性があります。
ある研究によると、1週間に3時間半以上読書する人は、読まない人に比べて23%も長生きするというデータもあるようです。子供には、長生きして欲しいですよね。
読書は、ヨガをやったり笑うことと同じくらいストレス和らげることがわかっていますし、うつ病などの症状を緩和する効果もあるとされているので、そういったことが寿命を伸ばす1つの要因なのかもしれません。
子供も毎日の学校生活の中で色々とストレスをためたり、兄弟喧嘩などでもストレスをためることもありますよね。そんな時こそ、読書をする習慣がその子供にあれば自分でストレスを消化することができ、親が介入する手間も省けるかもしれません。
確かに言われて見ると、本をよく読んでいる子は、落ち着いている印象があります。
子供が本を読まないと人生が詰む
子供が本を読む習慣がないと、確実に人生が詰みます。
これまで述べてきたように、読書は学校の勉強でも大いに役立つ読解力の育成にも関わりますし、それはつまり自分の進路、ひいては人生を選択する時にも影響してきます。
将来的に社会人になった時も、本を読まないとビジネスマンはなかなかうまくいかないですよね。小さい頃からゲームばかりをやっているとあとで大きなしっぺ返しがきます。
できるだけ早い内から、子供が本を読む習慣を身に付けさせましょう。年齢が高くなってから読ませようとしてももう手遅れです。本は読まずにゲームばかりして、いつまでもダラダラやっている、そんな子に育ってしまいます。
子供を本好きにするおすすめ本 【低学年向け】
子供を本好きにするために重要なのは、最初の本選びです。幼稚園から低学年向けの大人気のおすすめ本を紹介します。
子供を本好きにするおすすめ本① 【おしりたんてい】
おしりたんていは言わずとしれた大人気本です。
いまや累計700万部以上も売れており、子供たちに爆発的にヒットしています。
おしりたんていをおすすめするのには3つの理由があります。
・絵がカラフルで楽しい
・読み仮名がついているので幼稚園の子も勉強になる
・下品そうに見えて意外と上品
低学年の子供に本に興味を持たせる時に重要なこと、それは中身ではなく見た目です。
おしりたんていは絵もカラフルで、登場人物の描き方もおもしろいので子供はすぐに夢中になります。
また、読み仮名がついていて誰でも読めますし、謎解きの要素があったりして楽しめる作品になっています。まずは一冊、読まない理由がありません。
子供を本好きにするおすすめ本② 【1日10分でちずをおぼえる絵本】
1日10分でちずをおぼえる絵本はかなりおすすめです。
だれもが知っているように、小学4年生になると学校で47都道府県について学習したり、それらの位置を覚えたりしなければなりません。
4年生でいきなり都道府県を覚えようと思っても、なんだか義務的になってしまったりして楽しく学習できませんよね。おまけに、都道府県のテストなんかが学校で出されてボロボロ・・・なんてこともありえます。
この本は、都道県の位置のみならず、特色などもイラスト付きで書かれているのでとてもわかりやすく、小さな子供も遊び感覚で都道府県のことについて学習できます。
都道府県のことについて知ったことを、得意げに親に話してくるようになったりと、自主的にどんどん勉強し始めますよ。
1日でせかいちずをおぼえる絵本と合わせて買うと、より子供が前のめりになって学習できるかもしれません。
子供を本好きにするおすすめ本③ 【きかいのしくみ図鑑】
きかいのしくみ図鑑は、特に男の子向けの絵本としては本当におすすめできます。
控えめに言って、図鑑は最強なんですよね。
カラフルなイラストで、自分がみたことのないような新しいものがたくさん載っている図鑑は、間違いなく子供を夢中にします。iPadなどでもそういったことはできますが、低学年の子供には難しいですし、探すのにも時間がかかります。
この図鑑は、直感的にページを適当に開いても興味をそそるような構成になっていて、イラストをめくって機械の中身を覗いて見るような、子供心をくすぐる楽しいデザインになっています。
この図鑑は、子供達の科学的な探究心をくすぐる最高の本になっています。男の子を持つ親なら持っていて損はありません。
子供を本好きにするおすすめ本④ 【若おかみは小学生!】
若おかみは小学生!は小学校の低学年の女子に大人気の作品です。
シリーズ化されており、映画にもなっていることからもわかるように子供からの支持率も高いです。
対象年齢は小学2年生から4年生くらいがぴったりだと思いますが、幅広い学年の子供や、親が読んでみても楽しめるような作品になっています。教育的な要素も内容の中に含まれており、若おかみは小学生!を最初のきっかけとして子供に読ませるのはかなり効果的だと思います。
本を買うのもおすすめですが、Kindleの方が安く読めるので、そちらもおすすめです。
霧のむこうのふしぎな町
霧のむこうのふしぎな町は、柏葉幸子さんによって生み出された不朽の名作です。
初版は1978年ですが、それ以来ずっと色あせることなく読み続けられています。
小学生時代にこの本と出会い、物語の世界に引き込まれた経験をもった方も数多くいて、Amazonのレビューを読んでみてもそれがわかります。
この作品は講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞なども受賞しており、あの「千と千尋の神隠し」の誕生にも大きな影響を与えたと言われています。
読んでみて損はしません。
子供を本好きにするおすすめ本 【高学年向け】
ここでは高学年向けに厳選された、本当におすすめできる本を紹介します。
子供を本好きにするおすすめ本⑥ 【鬼滅の刃】
史上最大級のメガヒットを記録しているアニメ、鬼滅の刃の小説版がおすすめです。
鬼滅の刃は漫画や映画、それに主題歌などが話題ですが、読書をさせる目的としてはノベライズ版がおすすめです。
どうしても本を読む気にはなれないけど、鬼滅の刃は好きだなあ・・・という子供には最強の効果を発揮します。そんな子供が家にいるなら、今すぐポチりましょう。
ちなみに、まだ鬼滅の刃を読んでないと言う人は人生損しているので、漫画を是非読んでみてください。
子供を本好きにするおすすめ本⑦ 【君たちはどう生きるか】
君たちはどう生きるかは高学年、特に小学6年生におすすめしたい本です。
タイトルの通り、この本は「人としての生き方」について書かれている本です。
大人になれば自己啓発本などを読んだりして、自分の日々の行動を振り返ったり、モチベーションを高めたりすることができますよね。
しかし、子供はそんな本に触れる機会がなく、だらだらと毎日を過ごしがちで親をイライラさせたりしていませんか?
小説版「君たちはどう生きるか」と合わせて、漫画版も小学生くらいには内容的にちょうど良く、子供達のやる気スイッチを入れるいいきっかけになるかもしれません。自分の子供に合わせて薦めてみてはいかがですか?
子供を本好きにするおすすめ本⑧ 【ふしぎ駄菓子屋 銭天堂】
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂は、小学生の高学年向けの作品として人気で、Amazonの評価でもかなり高い評価も高い作品です。
不思議な駄菓子屋、銭天堂を訪れたお客さんが名物店主である紅子さんから不思議なお菓子を買うところから始まるファンタジー。ほっとする話やちょっとドキッとする話など、たくさんの話が短編でまとめられています。
自分の子供は漫画ばっかりで、物語を全然読まない・・・と悩んでいる方はぜひ買ってみてください。ハマること間違いなしです。
気がついたらシリーズ全部集めてしまう、そんな気持ちになるほど面白い作品です。
子供を本好きにするおすすめ本⑨ 【まんが 日本の歴史】
大人の誰もが一度は見たことがある、世代を超えて愛されている本がこのまんが日本の歴史です。
そもそも、男の子は女の子に比べて本を読むどころか手に取る機会も少なく、見向きもしません。ですから、まずは本を手に取らせることから始めましょう。
この本を読むことが、読書習慣をつくるきっかけにもなる可能性がありますし、学校の社会科の勉強にも生かせます。
とりあえず家に置いておきましょう。子供が勝手に読み始めます。
子供を本好きにするおすすめ本⑩ 【優しい死神の飼い方】
優しい死神の飼い方ははっきり言って神本です。超絶面白いのでぜひ今すぐポチりましょう。
この本は特に高学年女子におすすめです。この本をきっかけにして読書に目覚めた子を何人も見てきました。それぐらい高学年の女子に刺さります。
医大出身の作者によって書かれた、この作品の大きなテーマの一つが「生命」。物語の中で描かれる”愛する者の死”をしっかりと、そして温かい視点から表現しているところが素晴らしく、精神的に大人へと成長してきている高学年くらいの女の子にはちょうどいい作品だと思います。
自分の子供に本を読ませたいなら、とりあえずこの10作品の中から、自分の子供に合いそうなのを買ってみればとりあえずOK。1000円以下の投資で子供を読書好きにしましょう。