「学校」とか「先生」に対する思い出ってありますか?
最高に楽しかった、あるいは先生とのあったかい思い出が忘れられない?
もしくは、
学校がめちゃくちゃ嫌いだった、あんな先生には二度と会いたくない?
もし後者だったとしたら、
あなたは先生に向いているかもしれません。
学校っておかしなことばっかりだよね?
先生って世間ずれしてるんじゃないの?
昔めちゃくちゃ先生と合わなくてグレた。
みたいな感覚を持っている人が、先生になったりすると面白いんじゃないかと本気で考えています。
詳しく解説します。
学校が嫌いだからこそ、そこにエネルギーが生まれる

かなり個人的な主観ですけど、学校の先生になっている人ってどちらかというと
「先生という職業に憧れて」
とか
「恩師のような存在に自分もなりたくて」
なんてのが動機として多い気がします。
それ自体はすごく良いことだと思うし、素敵なことだと心から思います。
でも、そういうマインドで先生になると、そもそも先生とか学校に対してポジティブな感覚を持っているわけですから、なんかこれおかしくない?っていう疑問をもちにくいですし、これまでの教育を変えよう!みたいなモチベーションで仕事するようにはならないと思うんですね。
ご存知の通り、日本の教育はいま大きな変革を迫られています。
そして、変革には強いエネルギーを持った人たちがたくさん必要です。
初めから先生とか学校に対してネガティブな感覚を持って業界に入ってくると、”変えなきゃ”というエネルギーを元々持っているので、何か新しいことにチャレンジしたり、それが変革につながったり、結構ポジティブなことってあるんじゃないかと思います。
私は、今の学校の全てがネガティブな状況だとは全く思っていません。それどころか、海外の様々な教育施設を視察する中で、日本の教育の素晴らしさを痛感することが多かったです。
クラスの誰一人として見捨てないという考え方が全ての先生たちに当たり前として浸透していますし、日本人の素晴らしい道徳・倫理観の育成には学校教育が間違いなく寄与していることを確信しています。
実際に私が学校の先生として働いていたときには、先生の情熱や一生懸命さを感じることがかなりあって、メディアでの報じられ方とのギャップにだいぶ違和感を感じていました。
しかしもちろん、変わらなければいけないことが数多くあることも、痛感しました。
日本の教育は次のフェーズにステップアップしなければなりません。過去の経験を踏まえ、時にはそれを否定することも必要だと思います。覚悟と情熱を持って日本の教育をよりよくしていかなければなりません。そこには間違いなくエネルギーが必要です。
ネガティブな感情を持った人たち、一石投じるぜ、先輩にも物申すぜ、おかしいぜ学校!みたいな強いマインドセットを持った人がもっともっと増えれば教育業界は変わるんじゃないかな〜って思います。
民間人校長の採用もそうだし、特別免許状制度もそうですが、”反逆のエネルギー”を持った人たちが入ってうまく融合していけば新しい学校文化がどんどん生まれる気がします。
今もそういう人はいますけど、圧倒的に少ないような気がします。だからなかなか変わらない。
批判をしている人に、どんどん教育業界に関わってほしいなーと思う、今日この頃です。
またね〜♪